CASE.2
プラットフォーム:ゼクシィ縁結びエージェント
居住地:愛知県
年齢:30歳
職業:フリーター(イタリアン勤務?)

1. ゼクシィ縁結びエージェントからの申し込み

婚活を始めたて間もなく、ゼクシィ縁結びエージェントに入会した。
そんなある日、一通の申し込みが届いた。

「ゆうパパさん、はじめまして!プロフィールを拝見して、お話してみたいと思いました!」

申し込んできたのは、愛知在住の女性。
東京には月に一回遊びに来るらしく、そのタイミングでお見合いすることになった。

プロフィールの写真は巻き髪&ガッツリ濃いめのメイク。
正直、普段ならスルーするタイプだったけど、**「たまには違うタイプもいいか」**と思い、会ってみることにした。

しかし、この選択が、予想外の展開を生むことになる——


2. 初デートでブチギレバトル

待ち合わせは品川のカフェ。
彼女と、同じタイミングで店の前に到着した別の男性客。
俺が「どうぞ」と一歩引くと——

「は?こっちが先だろ!」

彼女は完全に戦闘モードに突入した。
相手の男性は「いや、別にいいですよ…」と引き気味。

しかし、彼女はさらに畳み掛ける。

「普通、後から来た方が待つでしょ? そんなんも分かんないの?」

俺(ちょ、怖い怖い…)

店員が仲裁に入ると、今度は店員にもブチギレ。

「は?何?こっちが先って言ってんじゃん!」

俺(あ、これヤバい人だ…)

なんとか店に入り、ようやく席に着いた頃には、俺のメンタルはすでに半分削られていた。

しかし、彼女の次の話題で、俺はさらに混乱することになる。


3. 「イタリアンのホール」とは?

「私、イタリアンの店で働いてるんだけどさ〜」

「へぇ、ホール?キッチン?」

「ホール!男性客と仲良くなること多いんだよね〜」

「仲良く…?」

「うん、連絡先交換して、飲みに行ったりするし!」

俺の頭の中で、夜の繁華街のネオンが点滅し始めた。

俺(ん? これって…夜の仕事では…?)

「それって、お店の延長?」

「いや、普通に!タダで飲めるし!」

…。

俺はそっとコーヒーを飲み干した。
そして心の中で静かに思った。

「この人、婚活してる場合じゃなくない?」


4. そして数日後…

彼女とのデートはそれっきりだった。
「次はないな」と確信したし、彼女も特に連絡してこなかった。

…はずだった。

数日後、突然LINEが届く。

「やばい、妊娠した。」

……え?🤨

いや、俺とは何もしてないよね???(確認)

でも、こういう時こそ冷静に対応しなければ。
俺は大人の対応として返信した。

「まあ、よい相手ならデキ婚もあるし、いいと思うよ。」

すると、彼女から返ってきたメッセージ。

「相手は店の客で既婚者で結婚は無理」


。。
。。。

👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀

俺はスマホを持ったまま固まった。

なぜ婚活デートした俺に、既婚者との妊娠相談を持ちかけてきたのか???

そして、最終的に出た結論はひとつ——

「やっぱり婚活って、いろんな人がいるなぁ」

俺はそっとスマホを置き、深いため息をついた。


5. 数年後のLINEアイコン

それ以来、彼女と連絡を取ることはなかった。

そして、数年後——

ふとLINEの友達リストを眺めていたら、彼女の名前を見つけた。
アイコンが変わっている。
小さな女の子の写真だった。

多分、彼女の娘なんだろう。

俺はスマホを閉じて、ふと思った。

「まぁ…幸せならいっか」

…そう思った瞬間、不思議と胸がスッと軽くなった。

人はそれぞれの道を歩む。
俺は俺の道を。
彼女は彼女の道を。

そして、彼女の娘は——

「きっと、この世界のどこかで、母親に似たたくましさを持って生きていくんだろう。」

まるで、俺の婚活に吹き荒れた嵐のように。

そう思うと、少しだけ感慨深くなった。

俺はスマホをポケットにしまい、静かに歩き出した。

~fin~

 

 


投稿者 ゆうパパ

当ブログの管理者です。

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